2023年８月に、ソウルからスタートし、７都市を回り全１２公演を行うツアーを開催したことでも話題となった、大人気K-POPアイドルグループLE SSERAFIM。彼女たちはチェウォン、ウンチェ、ユンジン、カズハ、サクラの5人組グループで、カズハとサクラの二人の日本人メンバーがいて、日本でも絶大な人気を誇っています。ツアーでは日本でも東京、大阪、愛知の３都市で６公演を開催しました。
そんな彼女たちですが、実はもう一人メンバーがいました。
16歳という若さでメンバーとなったにも関わらず、信じられないほどの大人っぽさで多くのファンを魅了してきたキム・ガラムは、デビューからわずか２０日ほどで活動休止を発表し、その2か月後には正式なグループ脱退と、事務所との契約解除が発表されました。
今回は、彼女に何があったのか、現在どうしているのかについての記事です。
キム・ガラム
キム・ガラムは、デビュー当時16歳で、15歳だったウンチェの次に若いメンバーでした。デビューしてから活動休止に至るまでわずか２０日間でしたが、16歳とは思えない大人っぽい雰囲気をまとっており、ビジュアルも歌声もずば抜けていて、それでいて天然というキャラクターとのギャップで多くのファンを虜にしました。
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2022年6月に発売されたファッション雑誌non-noに、LE SSERAFIMのメンバー全員に対するインタビューが掲載されました。そこでは、メンバーひとりひとりに対し他のメンバー全員がメッセージや印象を書くコーナーがあり、ガラムには天然で独自の世界をもっている、お菓子を食べることと寝ることが大好き、といった大人っぽくてクールなイメージとは異なった素顔がメンバーによって暴露されています。
可愛らしさとかっこよさを兼ね備えるガラムは、活動を続けていれば大人気の逸材だったはず、、そんな彼女に何があったのでしょうか？
なぜ脱退してしまったの？
中学時代のいじめ疑惑
ガラム脱退の一番の理由になっているのが、中学時代にいじめをしていたという噂です。
証拠書類によって尾ひれがついて炎上
ガラムが友人に植木鉢を投げつけるなどの校内暴力をはたらいていたという情報がいたるところで出回っています。実際にガラムが5号処分を受けているという書類がネット上に上がっており、SNS上での彼女への非難が炎上した原因となっています。
5号処分とは、韓国の学校暴力自治委員会において定められた処分の段階のひとつです。軽いものから１号、2号とだんだんと思い処分になっていき、一番思い9号に相当する暴力を行使すると、退学処分となります。ガラムが受けた5号の処分は、校内外の特別教育履修、心理治療となっており、特別なカリキュラムを組まれることになるので日本の一般的な生活指導よりも重いものとなっています。
本人とその周りのコメント
しかし、本人がしばらくしてSNSに投稿したコメントの中には、「友達を被害者から守るためにやった」という主張があります。その内容は、被害者がガラムの友人の下着の写真をSNSに投稿したため、その友人を守るために被害者をいじめるにいたったというものです。具体的に被害者に対しどのようなことをしたのかは明らかになっていませんが、ガラムは友人を守ることが義理堅いことだと思い、客観的にみて過度な行動だということに気づくことができなかったと語っています。
また、被害者がガラムよりも重い6号処分を受けているという情報も出ていることから、ガラムのコメントもつじつまが合います。また、ガラムがいじめをしていたという情報の発端が、いじめの被害者本人という噂もたっていました。実際、被害者が発信したのは事実ではないことが明らかになっていますが、被害者はその噂のせいでガラムのファンから脅迫メッセージなどSNS上の嫌がらせを受け、大きな精神的なダメージを受けました。
実際にそのいじめの様子を見ていた友人により、証言と学校暴力自治委員会の議事録がSNS上に投稿されています。被害者がSNSに下着姿を投稿された友人に対し長い間いじめをしており、それについてガラムと他の友人たちと話す中で、被害者への悪口に発展し、それでも被害者のいじめがエスカレートしていったことからガラムは、被害者に対し脅しのようなメッセージを送ったり、強い口調で罵ったりすることはあった。しかし暴力は決してふるっていないという内容になっています。
SNSで次々といろいろなうわさが広まる中、何が真実で何が嘘なのかを完璧に見抜くことは難しく、上記の内容もすべてが真実とは限りません。ですが、彼女のコメントから感じられたのは、自分のしたことについてとても後悔していることです。SNSで日に日に寄せられるアンチコメントや脅迫文、広まっていく根も葉もない噂への恐怖、そして練習時代から積み上げてきた計り知れない努力を水の泡にしてしまうという恐怖にずっとおびえていて、活動休止から脱退までの間、相当苦労して悩んでいたことが想像できます。
メンバーに対する態度
また、いじめ疑惑と同時に広まったのが、LE SSERAFIMのメンバーの中で一番人気の日本人メンバー、サクラこと宮脇咲良に対して嘲笑したとされる動画です。サクラは最年長であることもあり、グループのリーダー的存在でファンからもメンバーからも人望がある、そんなキャラクターです。自己管理を徹底しているサクラは、AKB時代よりもとても垢抜けていて、鼻を整形しているという噂があります。
話題になった動画は、ガラムがそんな彼女の顔をみていきなり笑い出す動画です。サクラに対し、「鼻がきれい」といった後にサクラの顔をじっと見て、しゃがみこんで笑うシーンが物議をかもしています。
ここだけ切り取られている動画が多く出回っていて、ガラムがサクラを嘲笑しているようにしか見えません。
実際の動画でその前後を確認すると、メンバー同士でお互いをほめあってその間笑わないようにするというゲームをやっていて、その中でガラムはサクラに対して「目もクリっとしているし、鼻もきれい」といい、見つめあった後で笑い出しています。
たしかに整形疑惑がたっている鼻に触れ、嘲笑ともとれる大笑いをしたことは良くないと思いますが、動画の趣旨からしても、メンバー同士で改めてほめあってみて、照れて笑っているだけととることもできます。K-POPアイドルを取り上げるSTUDIO CHOOM の公式アカウントで上がっているその動画も、今もそのまま削除されることなく残っています。
ガラムは今どうしているの？
現在の彼女
現在17歳の彼女は、高校に通っています。はっきりと顔は写っていませんが、ガラムの友人のSNSにガラムと思われる人物と一緒に撮った写真があげられています。
芸能界からいったん離れていて、公に公開された謝罪、弁明、のコメント以降SNSの更新もありません。
ファンの反応
上記の事実や噂について、日本では賛否両論の声が上がっています。X(旧Twitter）では、ガラムに対して「動機が何であれいじめをしてしまった人にはアイドルになる資格がない」「サクラに対する女子特有の嫌味っぽい感じが本当に嫌だ」などと厳しい声もいくつか上がっていますが、一方でフィギアスケーターの本田真凛選手が5人になったLE SSERAFIMとコラボした際に、「6人のLE SSERAFIMを見たときにガラムを思い出した、早く帰ってきてほしい」や、「K-popアイドルの中でもビジュアル、歌声ともに最高峰の逸材なのにもったいない」などの声が上がっています。
それに対して、いじめに対して厳しい韓国では、5号処分を受けたとされるガラムはそう簡単に受け入れられず、以前のような激しいアンチコメントはないものの、未だに厳しいコメントはあり、脱退を惜しむ声もありませんでした。
復帰の可能性
日本では女優としての復帰を望む声や、ガラムの無罪を主張する声がありますが、やはり彼女の祖国である韓国での評判が良くならない以上、復帰は難しいといえるでしょう。
噂の真偽のほどは明らかではありませんが、彼女のデビューまでの努力が無に帰してしまったのは悲しいことです。
まとめ
今回は実力派アイドルのキム・ガラムが芸能界から引退していしまった経緯と現在についてお伝えしました。
実際に彼女が問題のある行動をとってしまったことは事実だと思われますが、彼女がデビューまでに努力を積み上げてきたこと、普通の中学生として過ごしてきた過去がアイドルという職業柄知らない人たちから噂でたたかれるという恐怖を経験してきたことも事実です。
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