最近、日本でも大人気の韓国料理「チュクミ」。
名前を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
これからますます寒くなる冬の季節、身体の中からポカポカ温まる、辛い韓国料理はぜひ食べたいですよね。
今回は、韓国料理のチュクミはどういうものか、ナッコプセとはどう違うのか、チュクミを食べたいけどどこで買えばいいのか、美味しい食べ方のアレンジなど、チュクミについていろいろ紹介します。
ぜひ、この冬のお気に入りの韓国料理に加えてもらえればと思います。
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チュクミとは?
チュクミとは、日本語で「イイダコ」のことです。
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そのイイダコを唐辛子やコチジャン、醬油などの調味料で作った甘辛いソースでからめ、キャベツやもやし、玉ねぎ、にんじんなどの野菜やトッポギと一緒に鉄板で炒めた鍋「チュクミポックム(チュクミ炒め)」のことを、韓国では「チュクミ」と言います。
汁が真っ赤な鍋は、その見た目通り、韓国料理の中でも激辛料理の1つとされていて、現地韓国人の方も「本当にとても辛い料理だ!」と評するほど。食べる時は、辛さを和らげるため、乳酸菌飲料と一緒に食べるのがいいのだとか。
チュクミの食べ方は、そのまま食べるほか、エゴマの葉や甘酸っぱい大根スライスで巻いて食べるのがおすすめです。
鍋の〆には、ご飯を入れて炒めた「ポックンパプ」が定番です。チュクミの汁をしっかり吸ったチャーハンで、鉄板でできたパリパリおこげのご飯は、満腹でもどんどん食べられちゃいます。
チュクミとナッコプセはどう違う?
「チュクミ」と似ている「ナッコプセ」という韓国料理を聞いたことがある方も多いのでは。
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どちらも、タコと唐辛子やコチジャンで作った甘辛いソースを使った甘辛鍋です。
2つの料理の大きな違いは、チュクミはイイダコ、ナッコプセはテナガダコを使っていることです。
イイダコは、手のひらサイズの小ぶりのタコで、冬場に産卵期を迎えて卵を抱えるメスは、絶品の味と言われています。火を通した時に卵が米粒のように見えるので、「イイ(飯)ダコ」と呼ばれているのだとか。
一方テナガダコは、初夏が旬の、その名の通り腕が長いタコで、水気が多く味が薄いものの実が柔らかいため、韓国料理で多く使われています。生のタコを食べる「サンナクチ」もテナガダコを使用しています。
ナッコプセは、韓国語でテナガダコの「ナクチ」、ホルモンの「コプチャン」、えびの「セウ」の頭文字を取って名付けられた料理です。釜山式のナッコプセはスープの入った鍋料理、ソウル式のナッコプセはスープなしの炒め料理で、どちらもチュクミ同様唐辛子とコチジャンの入った甘辛いソースを使います。
一般的にソウル式の方が辛いと言われていて、炒め料理で、チュクミに近いかもしれません。釜山式ナッコプセは鍋料理のため、辛さの調整もしやすくマイルドな辛さで、日本人観光客の間でも人気のあるメニューです。
チュクミとナッコプセの違いをまとめると
- チュクミもナッコプセも唐辛子とコチジャンの入った甘辛いソースを使う
- チュクミはイイダコ、ナッコプセはテナガダコを使っている
- ソウル式のナッコプセは、チュクミに近い
- 釜山式ナッコプセは鍋料理
ナッコプセは韓国のココで食べれる!
ソウルにある「ケミチッ鐘路店」は、釜山に本店を持つナッコプセのチェーン店です。
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こちらのお店は、お一人様でもナッコプセが食べられるのがうれしいところです。
《お店の詳細》
●店舗名 :「ケミチッ鐘路店」
●住所 :ソウル特別市鐘路区鐘路区12-23,2F
●アクセス:地下鉄1号線、鐘閣駅4番出口から徒歩約5分
●営業時間:毎日10:30~22:00
釜山にはたくさん支店があるので、行かれた際はぜひ本場のナッコプセを味わってみてください。
日本では使っているタコの種類で料理名が異なることは珍しいですが、韓国ではきちんと分けられているのが面白いですね。
チュクミはどこで食べれる?どこで買える?
チュクミが、昨年より新大久保や鶴橋で大流行していて、専門店が続々と出店しているんです!
チュクミにサムギョプサルを合わせた「チュサム」や、チュクミとホルモン、エビを一緒に炒めた「チュコプセ」など、チュクミの新しいアレンジメニューも次々に出てきています。
チュクミはどこで食べれる?
新大久保でチュクミを食べるなら、チュクミ専門店の「ホンスチュクミ 新宿本店」がおすすめです。
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こちらの人気メニューは「チュサム」、辛さを選ぶことができるので、チュクミ初体験の方でも安心です。行列ができる人気店ですが、予約ができないのが残念なところ。平日の15時~17時ごろが比較的空いているそうです。関西は、大阪道頓堀にも支店があります。
《お店の詳細》
●店舗名 :「ホンスチュクミ 新宿本店」 Instagramはこちら
●住所 :東京都新宿区百人町1-5-24
●アクセス:JR新大久保駅から徒歩約6分
●営業時間:毎日11:00~23:00
※ブレイクタイム 平日16:00~17:00/土日祝16:30~17:00
チュクミはどこで買える?
「チュクミは食べたいけど韓国にも新大久保にも行けない」という方には、通販でミールキットを購入することができるんです!
●李朝苑の冷凍ミールキット「チュクミサムギョプサル」
ホットプレートやフライパンで、解凍したサムギョプサルとチュクミを炒めるだけで、手軽に
チュサムが作れます。〆のポックンパプも楽しめるのもうれしいところです。
楽天市場、Amazon、Yahoo!ショッピングで購入できます。
●ファイブ・イー・ライの「チュクミポックム」
コチジャンソースであえた冷凍チュクミ300gのみの商品です。解凍し、お好みの野菜と一緒に
炒めるだけで簡単にチュクミが食べられます。大人数用には300g×2パックの商品も。
楽天市場、Amazonで購入できます。
辛さを調節してチュクミを作りたいという方には、生や冷凍のイイダコを買って、WEBなどで公開されているレシピを参考に、ご自身で作られるのもいいですね。
上述のミールキットを買って追加するのも、ボリュームが出るのでおすすめです。
イオンなどの大型スーパーや韓国食品マート、デパ地下で取り扱っていて、一部の業務スーパーでも売られているとか。楽天やAmazonなどの通販サイトでも購入できます。
生のイイダコを使う場合は、下処理を忘れずに。イイダコに小麦粉と塩で揉んで、ぬめりを取ります。そのあと熱湯で30秒ほどゆでると、臭みが取れますので、参考まで。
チュクミの食べ方アレンジを知りたい!
ここでは、おすすめのチュクミの食べ方アレンジを、3つ紹介します。
ぜひ試してみてくださいね。
辛さをマイルドにしたい
辛い物が苦手の方は、チーズを加えるのがおすすめです。
ピザ用のとろけるチーズを溶かして、フォンデュのようにチュクミを絡めて食べると、辛さが
マイルドになります。
チーズに片栗粉をまぶし、少しずつ牛乳を加えて弱火でチーズを溶かしていくと、チーズが
冷めても固まりにくいそうです。
またポックンパプが完成したら、その上にチーズをのせると、ドリアのような味わいになります。
〆のアレンジをしたい
チュクミの〆はご飯を入れたポックンパプが主流ですが、韓国ではそうめんを入れることもあります。
ゆで上がったそうめんを、残りの汁に入れて炒めます。そうめんに汁がよくからまって、絶品で す。そうめんは、固めにゆでて、しっかり水洗いしておくのがポイントです。
そうめんの他にも、うどんを入れて焼うどんのようにしていただくのもおすすめですよ。
チュクミが少し残ってしまったら
どうしても食べきれず少し残ってしまった場合、翌日にビビンパプにするのがおすすめです。
温かいご飯の上に、チュクミとほうれん草やもやし、にんじんなどのナムルをのせます。ビビンパ プのように、よく混ぜて召し上がれ。韓国のりや卵黄を加えると、さらに美味しくなりますよ。
いかがでしたでしょうか?
「チュクミって美味しそう、気になる。」と思われた方は、ぜひ試してみてください!
まとめ
今回は、韓国料理のチュクミはどういうものか、ナッコプセとはどう違うのか、チュクミを食べたいけどどこで買えばいいのか、美味しい食べ方のアレンジなど、チュクミについていろいろ紹介していきました。
是非チュクミを一度ご賞味ください♡
韓国グルメについてはこちらの記事にも詳しく解説しています↓
是非読んでいただけると嬉しいです🥰
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